美味酔う会(月刊ビミー 11月号) ・・・2012.10.10

月刊ビミー11月号 vol.322 (2012年10月10日発行)

【卵】

最近、父親のメタボリックなお腹が気になっている。健康的に食生活を見直そうと、まず目をつけたのが卵。卵はパーフェクトフードと言われるほど栄養価が高いのは知っていたが、コレステロールも高いと思っていたからだ。父親は卵好きで、1日1個以上は食べる。これが一因だと思い、制限させたが一向に変わらず。調べてみると、卵=コレステロールの塊という考え方が間違っていたことが分かった。

食べ物に含まれているコレステロールは、体内に入ると小腸で吸収され、肝臓に運ばれる。肝臓では人間に必要なコレステロールの量を判断し、足りない分は自ら合成する。つまり、血液中に存在するコレステロールのうち、4分の1が食事から、残りの4分の3が肝臓で合成されるのである。したがって、食べ物から摂取されるコレステロールが多少多くなっても、自ら合成する量を減らして、いつも一定量を保つように調整されているのである。

そして実は、卵には悪玉コレステロールを下げる効果がある。卵白に含まれるアミノ酸シスチンと卵黄に含まれるレシチンという脂肪酸の効果と考えられている。

それに、卵に含まれるメチオニンは、肝臓でアルコールが分解されるときに必要なアミノ酸でもある。このメチオニンは、二日酔いの薬に必ず入っているほどで、卵100gにつき約400mgも含まれている。これは他の食品に比べて、ずば抜けて高い数値だ。また、アルコールによる肝臓の炎症を抑える働きのあるビタミンB2やビタミンB群もたっぷり含んでいるので、卵料理をおつまみにすれば、飲み人にとっては鬼に金棒である。

これで安心して食べられるということで、私のオススメの食べ方は、TKGこと、「卵かけごはん」。人それぞれいろんな食べ方があるが、個人的には、ご飯に卵とTKG専用出汁醤油を混ぜ、刻んだネギ・のり、食べる直前に天かすを軽く混ぜる。これがサクサクした食感でコクがあってとても美味しい!
(長岡勝美)

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