美味酔う会(月刊ビミー 5月号) ・・・2013.04.10

月刊ビミー5月号 vol.328(2013年4月10日発行)

【八重の桜】

錦糸町にある居酒屋主催の福島県末廣酒造見学バスツアーに参加した。バスに乗り込むと、後部座席が窓際に並べられていて、真ん中のスペースにはテーブル。その上にはたくさんの日本酒とおつまみが置かれていた。それと、前日に飲みすぎた参加者が寝坊した為、出発が8時から9時になってしまったという波乱含みのスタート。

是非にと後部座席に案内されて、出発から宴会。さすが居酒屋主催。お酒の種類が数え切れないほど多い。バスの中では控えようと思っていたが、つい利きたくて飲みすぎてしまった。そうなるとトイレが心配だが、他の参加者も同じ意見で一時間おきにサービスエリアに寄ってトイレ休憩。飲み終わった一升瓶なども片付けた。その空瓶の多さが飲んだ量を物語っていた。

そんな道程だったので、もはや昼とは言えない時間帯に予約していた蕎麦屋に到着。桐屋夢見亭。会津産の玄そばにこだわり、自家製粉、全部手打ちで提供している。こだわりそば三種盛りをいただいた。桐屋名物の一番粉の白く透き通るような麺で歯ごたえを楽しむ飯豊権現そば。こだわりの石臼挽き、つなぎを一切入れない100%のそばで、味、香りを楽しむ会津頑固そば。香りと弾力のあるコシが特徴の福島県オリジナル新品種の会津のかおりの三種類。どれも風味豊かで美味。

その後、創業1850年の末廣酒造嘉永蔵を見学。エントランスは日本建築ではありえないほど高い吹き抜けがあるホールになっていて、ここには蔵ミュージアムがあり、①仕込み蔵②酒米の説明③釜場④古酒蔵⑤展示室と酒造りを一通り勉強できる。それを蔵人が丁寧に案内してくれた。見学後は、試飲。個人的に末廣はお燗にしていろんな種類をいろんな温度帯で飲むのが楽しいと思う。

蔵見学後、東山温泉くつろぎ宿千代滝に到着。ここはなんといっても露天風呂が最高だ。この館はくつろぎ宿の中で最も高い位置にあるため、東山温泉郷を一望でき、遥かに会津盆地を望むことができる。雪景色の渓谷の山々を見ながら風呂に入っていると、日本酒を入れた桶を浮かべて一杯やりたい気分になる。それと地酒の館。会津地方の地酒を常時約80種類取り揃えているバーだ。落ち着いた雰囲気で、お酒を選ぶ楽しさ、味わう楽しさ、語る楽しさを体験できる。それに旅館内なので、帰りの時間を気にせずに飲める。

夜は、約100畳の広間で大宴会。旬の食材、地元の酒・食材、創作会津郷土料理を堪能。ステージにはカラオケマシーンがあり、自然とカラオケ大会も始まった。温泉旅館で大人数での宴会は滅多にないので、とても楽しい経験をさせていただいた。

翌日の朝食から、ビールや熱燗が出るというまたまたお酒スタートの旅が始まった。

最初に向かったのは、会津武家屋敷。ここは、会津藩の国家老であった西郷頼母の家老屋敷を中心に、江戸時代のさまざまな歴史的建造物が立ち並んでいる。県の重要文化財、旧中畑陣屋など見るべき建造物がたくさんあった。

次に向かったのは、飯盛山。ここは戊辰戦争に参加した白虎隊士が、鶴ヶ城が黒煙に包まれているのを見て落城したと思い込み、自害した場所である。団体で行ったので、ガイドの方がその当時の話を細かく説明しながら雪深い道を案内してくれた。

次は、会津に来たらやはり鶴ヶ城。城内はフロアごとに資料や映像などで会津の歴史が勉強でき、最上階は昔の藩主の眺めを実感できる展望フロアになっていて、会津の風景が楽しめる。大河ドラマ『八重の桜』で脚光を浴びた、新島八重の特集もしていて、観光客で賑わっていた。会津の雪深さは厳しかったが、積もった雪で真っ白になっている鶴ヶ城はとても幻想的で綺麗だった。

午後3時頃帰路に着いた。お土産用に買った地酒も封を切り、帰りも日本酒三昧。しかし、佐野インターから事故の為大渋滞。トイレ休憩が出来なくなると、皆自然と飲む手がストップした(笑)。(長岡勝美)

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